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最後の一個
駅弁を買う。最後の一個だった。
この駅からも多少乗ってくる人もいた。
高崎あたりの若い人が
「チョイとひとすべり」にくるのだろうか。
高度がだんだん下がるにつれ雪は消えていった。
高崎、上野、東京と乗り継いで自宅についた。
走行距離(時刻表の営業キロで)およそ640Km
雪の中の一日であった。
製作著作湘南S.SASAKI休日旅行人